- 価格:¥15,500+税
- サイズ:#200使用
- 加工:ZIPPO200ベース+本牛革貼り
- JANコード:4982397629476
【ブライドルレザー(Bridle leather)】
「丈夫な素材」というイメージがある皮革素材の中で、もし”最強の革”を決めるとしたら?
その最有力候補として名前が挙がるのは、間違いなく「ブライドルレザー」だろう。
この革は、英国で貴族の馬具用に開発された革で、そのルーツは少なくとも約1,000 年前まで遡る。
馬具は戦闘や狩猟などの際に命を預けるものであったため、その素材には絶対に切れたり破れたりしないことが求められた。
そのために開発されたのがこの「ブライドルレザー」で、極めて高い耐久性とともに気品も兼ね備え、英国貴族に高い人気を博した。
馬に乗る機会が激減した現代では、馬具素材としてよりもコードバンと並ぶ最高級レザーとして世界中で高い人気を誇っている。
命を預ける馬具に相応しい、あまりにハードな革質
ブライドルレザーの名にある「ブライドル(bridle)」は、手綱やくつわなど「馬の顔に装着する馬具」を表す。
これは馬を直接制御する部分なのでおそろしく負荷がかかる上、これが切れたり破れたりすると制御困難に陥って人命に関わるため、極めて高い強靭性が要求される。
そんな手綱やくつわの素材として何百年もの間使われてきた伝統素材がこのブライドルレザーで、その革質はまさにハードそのもの。
最強レベルのヘビーデューティーレザーなのである。
レザーの製法:
秘密は鞣しと、仕上げにある。
まず成牛皮を植物の渋だけを使い、何カ月もかけてじっくりと鞣し上げる。
すると繊維が密に引き締まった堅い革ができるので、これにタローという蜜ロウや獣脂などをブレンドしたものをたっぷり擦り込ませ、ガチガチに仕上げるのだ。
その革質は、まさにハードの一言。
不屈のジョンブル魂を秘める英国貴族のような、屈強の革になるのだ。
使用する革はフルグレイン カウハイドと呼ばれる。
フルグレインとは牛革のぎん面(皮革の表面、上部)と繊維質を含んだ表層部分のことで、カウハイドは生後2年以上の牝牛の革という意味です。
この革は厚くて丈夫という最大の特長があり馬具などに使用するには最適な素材。